リワーク② 少人数チームの過ごし方

休職当時、荒み切った私は親や人に対して非常に攻撃的でかつ臆病だった。

最初の面談でも人間不信を隠そうとしなかったし、面談でもおびえていた。

30人が集まる部屋に行ったとき、玄関で何人かが緊張をほぐそうとしてくれたのか暖かく「こんにちは」と出迎えてくれたが、拒絶する態度しか取れなかった。こうした態度がちりつもとなり、スタッフ一同が見守る目も冷ややかになっていった。それでもどこにも行く場所がなく、少しでも自分が通える場所を守ることでプライドを保っていた。

最初の面談時、「なるべく早く戻りたい」と伝えたがこういう気持ちが強すぎると病状が焦りで悪くなると心配され、良い状態とは思われないと知る。

 

担当者は

「まず大人数の中にいきなり行くとストレスが強いと思うので、少人数のクラスからはじめましょう。最初2-3日から初めて週五日通えるようになったら、下の階の大人数のクラスに来てください。そこで週五日、慣れてきたら様子見ましょう。」

これを見てなんて気の長いことをやるんだろと思われた方。私もそうでした。こんなんじゃいつまでたってもこの施設から出られやしない、なんとしても早く出てやると思っていました。

ざっくりまとめるとこうです

少人数クラス:大体10人。月から木・土の5日間。

平均して9時から16時まで。どの日も午前中簡単な運動 例えば参加者で輪になって作業療法士さんの真似をしながらストレッチや柔軟運動をゆっくりとしたり、ラジオ体操をテレビに映る映像見ながら皆でやる。

昼食は皆で箸やみそ汁、サラダを人数分予想するなど簡単な配膳をし皆で仕出し屋の弁当を食べる (あまりおいしくない。)

昼休みを一時間取った後、その日によって午後のプログラムは変わる。

 

月から水は人生ゲームやボードゲームをしたり。ストレスが強くならない程度に人とか関わる作業をする。木曜日は一人ずつ個人面談。待機しているときに自分も内容を考えたり周囲の人とコミュニケーションをとったりする。金曜日はお休み。土曜は結構デイケアに通っている人と合同でプログラムを行うこともあり、おおがかりなゲームをすることが多い。簡単なストレッチ運動を午前に引き続きすることも多かった。計算問題のドリルを時間を決めて解いたりもした。

 

1週間分の記録表を毎日書き、それをもとに週1回面談する。朝何時に起きたか就寝時間は何時かどのような気持ちでプログラムを受けたか強いストレスを感じたときはどのような時かなど項目は詳しく、びっしり書けば書くほど面談の内容は濃くなった。